新築物件で後悔しやすいポイントとして、収納量の不足があります。収納するものの量をきちんと把握できていないとこのような失敗が発生しますので、事前に収納するもののリストを作成しておくのが安心です。量を把握できたら、どれくらいのスペースを用意すれば良いのかも分かりますし、各部屋に必要な収納もしっかりと押さえられます。設計をする時にはまとまった収納があれば、あとは使う時に工夫をすれば良いだろうと考えますが、暮らしやすい家にするために小さなものと大きなものの両方のスペースを用意するのがお勧めです。
小物を入れる場所と大きなものを入れる場所は分けた方が整理しやすいです。広い新築物件ですと冬場は寒さを感じることが増えますが、それが間取りや造りによる影響を受けている場合には、事前に何らかの策を講じることで緩和できる可能性もありますので、寒さ対策はきちんと考えておく必要があります。暮らし始めてから急に寒さを感じやすい場所があることに気づいて後悔しても、既に建てられてるとできることは限られています。建てる前の物件ですと様々な対策を講じることができますので、気候の変化にも影響を受けにくい造りにすることが大事です。
周りの家からの視線が気になって部屋の向きや間取りを後悔するケースもありますが、新築時には周辺の家のことも考慮した造りにすることは鉄則ですし、そのためにはシミュレーションもしてみなければなりません。視線を遮るものを設置することも対策になりますが、建てる前なら部屋の向き等を調整できます。